未来への挑戦   東北の発展とともに

弊社は、6月1日に創立70周年という節目を迎えることができました。

これもひとえにご購読いただいている多くの読者、並びに広告スポンサーや各事業、
掲載などにご協力をいただいている建設業界の企業、各団体の皆さまからの温かいご支援、ご鞭撻の賜物と心より感謝申し上げます。

1951年12月に旬刊「東北建設新聞」としてスタートし、3年後に題号を現在の「建設新聞」と改め、
以来70年にわたり建設専門新聞として発行を続けてまいりました。
発刊当初は戦後の荒廃した国土復興機運が高まる中で、鉄道、高速自動車道など、急速に東北の開発が求められる時代でした。
そのような中、建設業界の健全な発展と向上に寄与することを目的に創刊し、その後も月刊誌「東北ジャーナル」の創刊、
タブロイド判から大判への移行、「みやぎ建設新聞」の創刊など事業や紙面内容を拡大・充実させながら、
正確かつ的確な情報を報道機関の専門紙としての使命を果たしてまいりました。

70年を振り返ると日本経済は戦後の復興に始まり高度経済成長からバブル経済へと右肩上がりの成長をしていた状況から
バブル崩壊やリーマンショックなどにより景気の低迷時期に入り建設業界をはじめ国内経済は厳しい状況が続きました。

また、2011年の東日本大震災は記憶に新しいところだとは思いますが、
それ以前にも宮城県沖地震、日本海中部地震、阪神淡路大震災、宮城・岩手内陸地震、
地震以外でも豪雪や豪雨台風被害など自然災害が多発しています。
ここ10年で「数十年に一度」というような表現をよく耳にするようになり、
こうした自然災害に対しての安全・安心な国土を維持するための社会資本整備、国土強靭化に対する国民の理解も高くなってきています。
最近ではICT(アイコンストラクション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)など、
人の力や重機が主だった建設業から科学技術の力もプラスされ、より早く精度の高い施工を行うことができる時代へと変革しております。

70年間、弊社は躍動する建設業界の姿を報道という立場から見据え、建設業界と共に歩んでまいりました。

建設新聞社は時代と共に変革し、報道として研鑽を重ね情報発信の充実をはかり、
東北における建設業界の発展と向上のためにも読者から信頼される有益な情報を迅速かつ正確にお届けしていく所存です。

今後とも建設新聞社をよろしくお願い申し上げます。


株式会社建設新聞社
代表取締役社長 河合良紀