HOME

  • みやぎ建設新聞
  • ピックアップ記事
  • 仙台市/藤塚地区の海岸公園の基本・実施設計/参加申請は8月7日まで/8・9haを対象に海岸防災林、林間アクティビティなどを整備

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2023-07-25# 物件(仙台圏)

仙台市/藤塚地区の海岸公園の基本・実施設計/参加申請は8月7日まで/8・9haを対象に海岸防災林、林間アクティビティなどを整備

仙台市は24日付で「海岸公園(藤塚地区)基本・実施設計等業務」を公告した。

参加申請は8月7日まで。開札は同18日15時20分に行う。参加資格は市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント造園部門または建設コンサルタント都市計画部門の登録者など。

仙台・名取市境となっている名取川の北側に位置する藤塚地区は、津波被害を受けて防災集団移転事業を実施した。昨年には癒しと食の総合リゾート「アクアイグニス仙台」が誕生。今回の計画は新たにアクアイグニス仙台の東側を「公共利用ゾーン」として位置付け、貞山運河の利活用も図りながら新たに公園整備をする。

整備にあたっては、国のかわまちづくり支援制度などを活用しながら仙台市、国、民間事業者と連携したにぎわい創出を検討している。基本計画案によるとゾーンを自然エリア、継承エリア、にぎわいエリアに分けて整備する計画。

自然エリアは仙台市が整備主体となり海岸防災林、林間アクティビティ、花畑などを整備。このほか国土交通省が主体となりフットパスを整備する。継承エリアは仙台市が主体となり藤棚や歴史の解説版、市道形状の保存などを進める。にぎわいエリアは仙台市が芝生広場、民間事業者が全天候型遊び場、デイキャンプ場、拠点施設、オープンカフェなどを整備するほか、国交省が親水護岸を整備する計画。

今回の業務は、自然エリアとなる仙台市若林区藤塚屋敷ほか地内のアクアイグニスの東側に位置する防災集団移転跡地の8・9㌶。

基本計画で示した海岸防災林、林間アクティビティ、花畑などを整備するための基本・実施設計を作成する。履行期限は2024年3月29日までで、24年度から26年度で整備を進める計画としている。

なお、本年度はPark―PFIの事業化に向けた検討業務をオリエンタルコンサルタンツに委託。履行期限は本年度末まで。今回委託する設計業務と含めて整備を進めていく方針だ。

 

#記事カテゴリー