2023-11-16# 物件(仙台圏)
黒川地域行政事務組合/消防本部・黒川消防署新庁舎の建設/12月に一般競争公告へ/RC造2階建て、延べ約3700㎡を一括発注
黒川地域行政事務組合は、消防本部と黒川消防署新庁舎の建築工事を12月中旬にも条件付き一般競争入札で公告する。建築・機械・電気を一括発注とする。これに伴い、組合は10月の補正予算で、23年度から25年度までの債務負担行為として同工事費に22億6160万円を設定した。
現在の消防本部庁舎は、国道4号沿いの大和町吉田北谷地12地内の敷地4748・62平方㍍にRC造2階建て、延べ1206・68平方㍍で、1973年4月に開庁した。施設が老朽化していることや黒川地域の人口増加に対応するため職員や車両の体制強化を図るには施設が手狭なこと、15年9月豪雨や19年の台風19号で浸水被害を受けたことから、災害時にも消防機能を維持できる場所へ移転新築する。
整備予定地は、大和町吉岡西部土地区画整理事業地内で、事業地内を南北に伸びる都市計画道路・北四番丁大衡線と、東西をつなぐ都市計画道路・吉岡吉田線とのT字路交差点北側となるエリアの約1㌶。ここにRC造2階建て、延べ3760・09平方㍍規模の新庁舎を整備する。
議会は10月30日に開かれ、工事費のほか、同工事監理業務として4968万7000円を盛り込んだ。
1月下旬に入札し、年度内に契約を済ませ、2024年度の工事着手を目指す。工期は20カ月間を想定。完了後に消防指令システムを移設し、26年度の共用開始を目指す。
なお基本設計は久米設計が担当。現在進んでいる実施設計は山下設計が担当し、履行期間は11月末まで。