2023-12-11# 物件(仙台圏)
宮城県環境事業公社/大和町・新処分場の実施設計/エックス都市研究所が落札/24年度後半に工事着手へ
宮城県環境事業公社は、大和町に整備する「新産業廃棄物最終処分場実施設計業務」を委託するため8日に指名競争入札を行い、落札金額6570万円でエックス都市研究所に決定した。
指名業者は5社で、同社と建設技術研究所が応札。日本工営、パシフィックコンサルタンツ、八千代エンジニヤリングは辞退した。予定価格は7755万円だった。
同公社が運営している管理型産業廃棄物最終処分場のクリーンプラザみやぎは、大和町鶴巣小鶴沢地内にある。残余容量が2025年度までと見込まれるため、新たな最終処分場の整備を計画した。
建設候補地は大和町鶴巣大平・幕柳地内で、開発面積が約40㌶。埋立面積は約13㌶、埋立容量は約230万立方㍍。埋立期間は20年で、処理方式はサンドイッチ方式としている。浸出水処理施設は埋立地に隣接して配置する。管理棟や防災調整池も設ける計画(図参照)。
業務では、最終処分場と浸出水処理施設の実施設計を作成する。履行期限は24年10月31日まで。
工事発注方法やロットなどは未定としているが、整備スケジュール案では24年度後半から水処理施設と搬入道路や造成工事を開始し、27年度内の供用開始を目指す。
なお、基本計画と基本設計および地形測量はエックス都市研究所、環境影響評価は復建技術コンサルタント、水文調査および地質調査はエイト日本技術開発がそれぞれ担当。