東北大学は、青葉山３キャンパス内のサイエンスパークゾーンに新たな研究拠点の新営を計画しており、建築設計業務をＷＴＯ対象の公募型プロポーザル方式、電気・機械設備設計業務を簡易公募型プロポーザル方式できょう（２７日）からそれぞれ手続きを開始する。２棟合計延べ１万平方㍍規模の新たな施設を整備する。

「東北大学（青葉山３）産学連携拠点施設新営電気・機械設備設計業務」の参加表明書の提出は２０２４年１月１９日まで。技術提案書の提出は同３月１１日まで。参加資格は、文科省における設計・コンサルティング業務「建築設備設計（設計・施工管理）」の参加資格の認定を受けていることなど。履行期間は２５年９月３０日（建築設計業務の日程と参加資格は後日掲載）。

高輝度放射光施設「ナノテラス」の隣接地約４万平方㍍のサイエンスパーク内に、ナノテラスとの連携を核とした産学連携拠点を新営する。施工地は東北大学青葉山３団地内（仙台市青葉区荒巻青葉地内）。今回の業務は、Ⅰ期工事として計画しているＲＣ造５階建て、延べ約６０００平方㍍規模の施設の基本設計および実施設計を行う。内部にはレンタルラボやオフィスを配置するなど、異分野同士の共同研究を促す役割を持つ。

さらに、将来的に約４０００平方㍍規模のⅡ期工事も計画しており、今回新営する建物（Ⅰ期）と渡り廊下でつなげる。今回の業務では、併せてⅡ期施設の基本設計も行う。