2024-01-24# 物件(仙台圏)
仙台市/WTO・市役所本庁舎の建替第1期2件/建築は大林組JVが有効札/強電はユアテックJVのみ応札、空調は参加者なし
仙台市は23日、現在地で建て替える市役所本庁舎高層棟の第1期工事のうち、WTO対象となる建築と電気設備(強電)の2件を開札した。
建築は大林組・鉄建・仙建工業・深松組JVと鹿島・佐藤工業・橋本店・阿部和工務店JVの2JVが参加。大林組JVは230億円の応札で有効札となり、鹿島JVは282億5000万円で予定価格超過により無効となった。
また、強電はユアテックJVのみ参加し、35億2300万円で応札した。空気調和設備については参加者なしのため、入札取り止めとなった。
今後、総合評価や資格審査を経て、3月上旬にも落札決定する。
同市青葉区国分町3の7の1地内で現地改築する本庁舎の建て替え事業は、既存施設の老朽化解消や機能集約などを目的に計画。今回の工事は高層棟の第1期工事となる。設計は石本建築事務所・千葉学建築計画事務所JVが担当。
施設は、免震のS一部SRCおよびRC一部W造ハイブリット構造とし、延べ床面積は6万5668平方㍍となる。このうち今回の第1期の高層棟の建設工事分は、庁舎棟の延べ5万9874・75平方㍍、駐輪場(4棟)延べ154・77平方㍍、そのほか付属棟施設など。
工事着手指定日は今年6月24日とし、工期は2027年11月30日まで。