2024-02-16# 物件(仙台圏)
名取市/24年度当初予算案を公表/一般会計に約342億を計上/不二が丘小大規模改造に3・6億余
名取市は15日、2024年度当初予算案を公表した(詳細は後日掲載)。一般会計は23年度当初から2・6㌫増額し、341億9300万円とした。特別会計は156億4142万4000円で同5・1㌫の増、企業会計は83億3000万円で同1・6㌫の減。総額は581億6442万4000円で同2・6㌫の増となった。普通建設費は29億8082万5000円で同8・7㌫減額した。
山田司郎名取市長は、きょう(16日)の定例記者会見で予算の概要について説明する。議会は22日に開会する。
建設関連では、鹿島草倉田線や植松本郷線などの改良工事に計5億0262万6000円、増田・閖上・館腰・愛島地区などを対象とした舗装工事などに計4億4020万円を計上した。建築では不二が丘小学校校舎大規模改造工事に3億6558万円、館腰公民館整備事業に7667万円を充て、改築工事設計や造成設計など計3360万円、造成工事に4300万円を計上。また、防災行政無線(同報系)更新工事には2億5294万5000円を盛り込んだ。
業務では、増田1丁目8号線などの測量設計や鹿島草倉田線不動産鑑定、河原前橋架設詳細設計など合わせて1億0673万円を充てた。
水道事業会計では、本郷地区配水管更新工事など計17件に7億5774万9000円、配水ブロック化実施計画策定などに1億7266万円を計上した。下水道事業会計では、大曲準幹線築造工事などに計5億5530万円、植松排水区管渠調査設計などに合わせて2億7200万円、ポンプ場施設基本設計などに6640万円を盛り込んだ。
宅地造成事業特別会計には、愛島台地区造成事業に12億0111万6000円を計上、測量・基本設計などと不動産鑑定委託料に合わせて1億8458万6000円、造成工事に10億円を充てる。
名取市は2023年度2月補正予算案を公表した。一般会計から3億5225万8000円を減額し、当初からの総額は365億7837万6000円とした。
建設関連では、市営住宅建設基金積立金に9538万3000円を計上した。
債務負担行為では、市道緊急補修に3000万円、農道補修などに650万円、林道緊急補修に100万円の限度額を設定した。期間はいずれも24年度まで。