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2024-02-21# 物件(仙台圏)

東北整備局仙台/仙台西道路・仲ノ瀬橋の設計公告/申請は3月6日まで、開札は同26日/床版取替で活荷重の現行基準に適合へ

東北整備局仙台河川国道事務所は20日、国道48号仙台西道路の「仲ノ瀬橋橋梁補強設計業務」を公告した。現行基準のB活荷重に適合させるため、床版の取り替えをメーンとして設計をまとめる。

参加資格は土木関係建設コンサルタント業務の有資格者である単体かJV。過去10年に元請けで同種業務(交通規制を伴う橋梁PC床版設計または道路事業の事業監理業務)か類似業務(道路の橋梁PC床版設計)の実績があること。

申請書の提出は3月6日まで。入札期限は同25日、開札は翌26日。履行確実性評価型の総合評価落札方式。見積活用方式を採用する。

仙台市中心部で広瀬通の西側に位置し、広瀬川を跨ぐ仲ノ瀬橋は、上段が仙台市管理の市道仲の瀬橋線、下段が国管理の自動車専用道路である国道48号に分かれた2層構造となっている。1日当たりの交通量は上下線合わせて約5万5000台と、管内でも特に交通量が多い重要路線。

整備局が管理する下段は、管理対象の橋長が上下線とも239㍍。複数の構造が混在する型式で、上り線は鋼7径間ゲルバー式鈑桁と鋼5径間連続箱桁などで構成。下り線は鋼3径間連続箱桁がメーンで、上下線ともRCラーメン橋などを含む。車線は2車線ずつ(ランプ部を除く)。

上流側(上り線)は1980年、下流側(下り線)は55年に供用を開始。建設当時の基準では活荷重20㌧だったが、現行の道路構造令に定めるB活荷重は25㌧。交通量など路線の重要性を考慮し、床版を更新することで活荷重の引き上げを図ることにした。床版を取り替える設計対象範囲は上下線とも全面を想定する。

新たな床版については、既存同様の現場打ちRC床版として今より厚みを増す工法のほか、NEXCOなど高速道路会社が用いているPC床版の導入も視野に入れる。業務の中で、床版のタイプや施工計画などを検討していく。履行期限は12月20日。工事に当たっては交通規制を伴い、全体の完了には複数年を要する見通し。

なお19年度の補修設計、22年度の補強検討は、ともにセントラルコンサルタントが担当した。

 

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