宮城県は２２日付で「宮城県農業大学校及び農業・園芸総合研究所改築事業基本構想策定に係る調査検討業務委託」を総合評価落札方式（簡易型・実施方針型）で公告した。

参加申請は５月１３日まで、入札書および技術資料の提出は同１５日まで受け付け、翌１６日９時３０分に開札する。予定価格は１６３６万３０００円。

参加資格は、県内に本社または営業所を有する建設コンサルタント（都市計画および地方計画）Ａ等級など。

名取市高舘川上東金剛寺地内の敷地４８万７５７７・２４平方㍍に所在する農業大学校および農業・園芸総合研究所（以下、農大および農園研）の施設整備に係る基本構想の策定に当たり、施設の配置、利用状況、発注者の整備方針などを踏まえ、計画的かつ効率的な改築事業が可能となるよう敷地造成を含めて施設改築の基本構想（案）を策定する。

農大と農園研が入る現庁舎は、１９７２年から７３年にかけて整備された。規模はＲＣ造６階建て、延べ７９６５・１０平方㍍。業務対象施設は体育館、食堂、研修宿泊棟、植物バイオ館、各種実験棟、各種作業舎、資材庫、農産加工研究棟、貯蔵庫、車庫、病害虫防除舎、施設栽培果樹技術試験ハウスなども含む。

業務内容は、▽基本構想の策定に係る調査・検討と基本構想調査報告書の作成▽基本構想（案）の取りまとめ▽照査▽打合せ─など。

改築場所については、敷地内の複数箇所を選定する。施設整備計画の検討に関しては、改築方針、敷地状況を踏まえゾーニングおよび施設配置、施設規模、動線の検討と設定などについてまとめる。

また事業計画では、最適な事業手法の検討と事業工程表の作成、概算事業費および維持管理費の算出を行い、現状の維持管理費と比較するほか、整備後の農大ならびに農園研のイメージ図も作成する。

履行期間は２０２５年２月１０日までとし、基本構想案については、１１月中旬をめどに素案をまとめる。