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2024-05-20# 物件(仙台圏)

サンケイビル/富谷市・物流倉庫の建設計画/鉄建で設計/S4F、延べ約1・4万㎡のドライ式

フジ・メディア・ホールディングスの都市開発、観光事業を手掛けるサンケイビル(東京都千代田区大手町1の7の2 飯島一暢代表取締役社長)は、富谷市にドライ式マルチテナント型倉庫の建設を計画し、設計を鉄建で進めている。9月の着工、2025年10月末の完成を目指す。

施工地は富谷市上桜木2の5の3、21地内の敷地約8600平方㍍。仙台地域での倉庫需要の高まりを機運と捉え、東北自動車道・泉スマートICからのアクセスの良さから立地を決めた。「(仮称)仙台泉物流施設建設工事」としてS造4階建て、延べ約1万4300平方㍍の汎用性が高いボックス型のドライ倉庫を整備する。

建物仕様は倉庫部分において床荷重1・5㌧/平方㍍、有効天井高5・5㍍(最上階は6・5㍍)、柱スパン10㍍以上の標準仕様に加え、2テナント分割対応が可能。小売りや食品メーカーの物流需要や、周辺に集積している半導体関連企業などのストックヤードとしての需要にも対応。入居者は現在募集中。

サンケイビルは、全国でオフィスビル、マンション、ホテルなどの開発事業を手掛けている。同社事業本部新規事業開発部の物件担当者は「本計画を足掛かりに東北管内の経済発展に寄与できるような開発に取り組んでいきたい」と話している。

なお同社が立地する場所の北側では、三井リース建物が延べ約1万9000平方㍍のドライ式倉庫の建設を進めている(施工=鴻池組)ほか、南側では霞ヶ関キャピタルが延べ約3万5000平方㍍の冷凍・冷蔵・常温の3温度帯倉庫「LOGIFLAG DRY&COLD仙台泉I」を展開する(施工=塩浜工業)。

さらに、東側の成田地区では鹿島東北支店が延べ約4万7000平方㍍規模で、同社が開発・設計・施工を一貫して行う国内初の物流施設開発事業「(仮称)鹿島富谷物流センター」を建設中。

 

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