大和町は、もみじケ丘保育所の長寿命化に向けた基本設計業務を委託するため、７月３日に指名競争入札を実施する。

同町もみじケ丘３丁目地内にある同保育所は１９９３年に本館（建物Ａ）を建築して以降、周辺の人口増加に対応して２０１０年（建物Ｂ）、１４年（建物Ｃ）に増築し、３棟から構成されている。町の子育て支援施設長寿命化計画で、２６年度に大規模改修工事を実施することとしているため、基本設計を策定する。

本館については、築後３３年を経過し大規模改修に多額の費用が掛かることが考えられるため、改築（新築）も視野に入れる。このほか計画改修時期が到来するものと、しないものが混在している状況。さらに保育所を使いながらの「居ながら改修」を前提とすることも踏まえ、改修工事（大規模改修・計画改修）、新築工事（構内移転・構外移転）の効果、費用、期間などについてより効果的・経済的な手法を比較検討した上で計画を策定する。

敷地面積は３０９０平方㍍で、施設は全て平屋建て。本館がＷ造延べ５９８・８８平方㍍、増築部の建物ＢはＷ造延べ２１７・７６平方㍍、建物ＣはＳ造延べ１５８・８４平方㍍。定員は１２０人で、現在は７０人が利用している。建物Ｂは大規模改修工事を前提としているが、建物Ａと一体的な改修が必要な場合は一体的に改修する。また建物Ｃは原則、改修工事は実施しないものとするが危険箇所、建物ＡまたはＢとの一体的な改修、長期的な知見から必要な箇所については工事を実施する。

なお、履行期間は１１月３０日まで。

今後、来年度に実施設計、再来年度の工事着手を目指す予定だ。