仙台市は、増改築を計画している「鹿野小学校」「蒲町中学校」の２校について、建築の基本設計を委託するためそれぞれ設計事務所を数社指名し、簡易プロポーザル方式で受託候補者を決定した。鹿野小は東北設計計画研究所、蒲町中は昴設計。今後、９月ごろにも随意契約を結ぶスケジュール。

鹿野小は１９５８年に創立された学校で、太白区鹿野２の９の１地内に位置する。新しい校舎は延べ５８００平方㍍程度を見込み、プールも改築する計画。

蒲町中は７９年の創立で、若林区蒲町９の１地内に位置する。校舎はＲＣ造３～４階建て、延べ６９００平方㍍程度を想定している。体育館はＳ造平屋建て、延べ１４００平方㍍程度で計画。プールも改築する考え。

今回の基本設計で構造、階数、延床面積などを確定する。基本設計の履行期限は本年度末まで。来年度から実施設計の作成を進める方針。

なお、本年度は鶴谷小学校についても増改築に向けた設計に取り組む予定。設計事務所を数社指名し、簡易プロポーザル方式で選定する。現在、手続き中で９月末にも受託候補者を決定する見込みだ。

鶴谷小は７１年に創立され、宮城野区鶴ケ谷３の１７地内に位置する。校舎はＲＣ造３～４階建て、コミュニティ・センターと児童館を併設する計画で、延べ７３００平方㍍程度を予定。プールも改築する計画だ。