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2024-08-27# 物件(仙台圏)

亘理町/新産業団地の造成基本設計/10月に指名競争入札へ/亘理IC付近の21ha、補正案に委託料計上

亘理町は、新たな産業用地となる亘理インター新産業団地(仮称)の整備に向けた土木造成基本設計などについて、10月に指名競争入札を行う予定だ。指名業者は10社以上を見込む。

対象地は、逢隈中泉の21・5㌶。この地区は適地選定に当たって、県道亘理インター線の南側に位置し常磐自動車道・亘理ICに接続していることや、国道6号に近接していることが評価された。現況は水田・畑・住宅となっている。

今回は測量、地質調査・解析、補償調査、設計の各業務を行う。

測量は該当施工地区内と周辺の現況や境界を明らかにし、開発許可申請などに必要な開発区域の図面作成や面積計算のために行う。地質調査・解析は、ボーリング等調査を6カ所(長さ10㍍)で実施する。補償調査は、開発行為に属する宅地、果樹園について調査する。設計はこれらの成果と上位・関連計画を基に、造成基本設計をまとめる。

履行期限は10月から2025年9月までを想定する。

26日に公表した9月補正予算案のうち工業用地等造成事業特別会計に、同設計業務委託の前払金となる4900万円を計上したほか、25年度までの期間で9100万円の債務負担行為を設定した。

今後のスケジュールは、基本設計の作成後、用地交渉や農地転用の手続きを行い造成工事に着手する。分譲開始は早くて29年度を目指す。町の担当者は「今後も地権者への丁寧な説明に努める」と話した。

 

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