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2024-09-02# 物件(仙台圏)

亘理町/大森山配水池の基本設計/6日に指名入札/容量2000㎥規模で増設

亘理町は、大森山配水池の増設に伴う基本設計業務委託について、6日10時45分から指名競争入札を行う。

逢隈下郡八ツ入地内の大森山配水池は、1922年に整備された円筒形の施設。PC構造で、容量は2000立方㍍。町の浄水場と宮城県の仙南・仙塩広域水道から受水し、約4000世帯に供給している。内径は18・10㍍、有効水深は7㍍。

配水区の人口が増加し水需要が高まっていることから、既存施設の隣接地に同規模の配水池を新たに建設する。既存施設は改修済みで、継続して使用する方針。

総容量を拡張することで、町の施設からの受水量を増やし、災害時に県から受水している水の供給が止まった場合の断水区域の縮小を狙う。こうした観点から、将来的には隣接する愛宕配水区を狭め、大森山配水区を広げたい考え。

業務では、規模や構造、接続管の基本設計をまとめ、概算工事費を算出する。加えて、建設地の用地買収に向けた測量と地質調査を実施する。

スケジュールは、今年度内に基本設計を作成し、来年度に実施設計をまとめる方針。工事は2026年度から着手し、工期は2~3カ年を見込んでいる。

なお、当初予算では基本設計に1600万円を措置している。

 

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