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2024-09-04# 物件(仙台圏)

宮城県/WTO・県民会館NPOプラザ新築4件/10月中旬の公告目指す/基礎免震構造の4階建て、延べ約2.9万㎡

宮城県は、WTO対象工事となる県民会館・NPOプラザ複合施設新築に係る、建築・電気・空調・舞台設備の4件について、10月中旬の公告を目指して調整している。

設計の進捗により詳細がおおむね固まったことから7月1日付の発注予定を更新し、工期および概算金額を変更した。2日付で更新された発注予定によると、4件いずれも10月に公告を予定し、議会承認を経て帆計画する。

工期はいずれも約40カ月に変更し、概算金額は建築が240億円、電気が35億円、空調が40億円、舞台設備が45億円を試算する。

入札方法や実際の公告時期は、関連部署と調整し最終決定する。

施設の建設場所は仙台市宮城野区宮城野2の301の1の一部地内で、都市計画道路・元寺小路福室線沿いとなる仙台医療センター跡地の約5万3200平方㍍。基本・実施設計は石本建築事務所が作成し、管理運営はシアターワークショップが担当する。

施設規模は基礎免震構造を採用するSRC一部RC、S造地下1階地上4階建て、延べ約2万9000平方㍍。

集積する機能は、約9000平方㍍のホール、約3800平方㍍の創造・育成・連携拠点部門(スタジオシアター、スタジオ等)、約600平方㍍のNPO部門(交流サロン、NPOルーム等)、約4300平方㍍の交流・コミュニティ部門(ギャラリー・会議室等)、約1万0600平方㍍の管理運営部門(事務室、廊下、機械室等)。

ホールは1~4階までで約2200席を確保し、東北初となる主舞台開口約18㍍×奥行18㍍の四面舞台などを備える。1~2階のスタジオシアターは最大約600席、1階のスタジオは最大約300席を設ける。

環境配慮に関してはZEB化を目指すほか、ユニバーサルデザインを取り入れる。

また宮城県は2日、営繕課、設備課発注の9月1日時点の発注予定を更新した。

主な変更は、営繕課の工事で「(仮称)高等技術専門校5号館改修等工事」「白石警察署待機宿舎新築工事」「農業・園芸総合研究所研修宿泊棟外壁改修工事」の3件を月内に公告する。また、「視覚支援学校校舎改築植栽工事」を新規で追加し12月に公告する。

なお営繕課発注の「古川高校舎改築設計業務委託」は、予定通り11月に公告する。規模はRC造3階建て、延べ約3790平方㍍で、履行期限は約20カ月、概算委託費は1億1600万円を見込んでいる。

設備課発注の工事では、(仮称)高等技術専門校1・2号館新築に関して、これまで空調と衛生を分離で発注する予定だったものを「(仮称)高等技術専門校1・2号館新築機械工事」の1件にまとめた。概算金額は3億円~4億円を想定する。さらに同1・2号館新築電気工事、同5号館改修機械工事とあわせて公告時期を11月から10月に変更した。

このほか「白石警察署待機宿舎新築電気工事」「同機械工事」を10月に公告するなどの変更を行った。

 

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