石巻市は４日、「石巻大橋ほか１橋橋梁補修設計業務」を制限付き一般競争入札で公告した。

参加申請書と入札書は今月２２日まで受け付け、開札は翌２３日９時から順次行う。参加資格は県内に本店、支店または営業所を有する鋼構造およびコンクリート部門の登録者であることなど。

橋梁補修設計として損傷寸法調査、橋梁補修設計、施工計画各一式など。履行期限は２０２５年３月１７日まで。

対象となる橋梁は石巻大橋と中浦橋の２橋。ともに２２年度に点検を実施し判定Ⅲに区分されている。石巻大橋では上部構造（主桁、横桁、床版）、下部構造、支承部および舗装の異常が確認されたほか、中浦橋では護岸の沈下、移動、傾斜などが確認された。

石巻大橋は大橋２の１４の７地内の市道中埣橋石巻大橋伊原津一丁目線で旧北上川を跨ぐ、橋長３０６・５４㍍、幅員１２・３㍍。７径間で１９６７年に架設された。上部工は鋼桁。

中浦橋は石巻市大街道西地内の市道中浦橋釜北橋線で、橋長５３㍍、幅員２０㍍。２径間で、８３年に架設された。上部工はＲＣ桁で、北北上運河を跨いでいる。

なお、工事については交通量が多いなどの理由から複数年かかる見通しだが、設計をまとめてから実施時期を判断する予定だ。