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2024-10-15# 物件(仙台圏)

宮城県/WTO・県民会館複合施設工事4件/全て12月17日に開札/建築は予定価220億余、工期は28年11月末

宮城県は、WTO対象工事となる県民会館・NPOプラザ複合施設新築の建築、電気、空調、舞台設備の4件をきょう(15日)公告する。総合評価は全て標準型・施工計画型を適用する。

いずれも申請は今月29日まで、入札書は12月13日まで受け付け、同17日10時から順次、開札する。予定価格は、建築が220億2000万円、電気が30億4300万円、空調が36億6900万円、舞台設備が41億8400万円。

参加形態は建築が3社JVで、代表者は建築一式工事の総合評定値1300点以上で、構成員は同850点以上など。電気と空調はそれぞれ電気工事・管工事の総合評定値1200点以上の単体、または同条件を満たす代表者と同850点以上の者による2社JV。舞台設備は、機械器具設置工事の総合評定値850点以上の単体、または同条件を満たす2社JV。

建設場所は仙台市宮城野区宮城野2の301の1の一部地内で、都市計画道路・元寺小路福室線沿いとなる仙台医療センター跡地の約5万3200平方㍍。基本・実施設計は石本建築事務所が作成し、管理運営はシアターワークショップが担当する。

施設規模は、複合施設棟が基礎免震構造を採用するSRC一部RCおよびS造地下1階地上4階建て、延べ3万1996平方㍍。このほか屋外便所棟(RC造平屋建て、延べ39平方㍍)、屋外通路棟(S造平屋建て、延べ224平方㍍)、駐車場通路棟(S造平屋建て、延べ146平方㍍)など。

盛り込む機能は、約9000平方㍍のホール、約3800平方㍍の創造・育成・連携拠点部門(スタジオシアター、スタジオ等)、約600平方㍍のNPO部門(交流サロン、NPOルーム等)、約4300平方㍍の交流・コミュニティ部門(ギャラリー・会議室等)、約1万0600平方㍍の管理運営部門(事務室、廊下、機械室等)。

ホールは1~4階までで約2200席を確保し、東北初となる主舞台開口約18㍍×奥行18㍍の四面舞台を備える。1~2階のスタジオシアターは最大約600席、1階のスタジオは最大約300席を設ける。

工事概要は、建築が複合施設棟・屋外便所棟・屋外通路棟のほか、昇降機と外構の各一式。電気は電灯・動力・受変電・発電・構内情報通信網・構内交換・火災報知・その他情報・通信設備の各一式。空調は空気調和・換気・排煙・自動制御・床冷暖房・地中熱設備の各一式。舞台設備は舞台機構・舞台音響・映像・舞台照明の各一式とする。

工期は4件とも2028年11月30日まで。

WTO対象ではない衛生設備工事は12月に公告する見通しで、概算金額は25億円。

なお、仙台市青葉区国分町3丁目で定禅寺通沿いにある既存の県民会館については、解体の有無を含め、今後の利活用方法を検討していくとしている。

 

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