2024-11-29# 物件(仙台圏)
利府町/公募プロポ・上下水道包括的民間委託/日水コングループを選定/対象は10年間 ウォーターPPP3・5導入へ
利府町は上下水道事業包括的民間委託の事業者を決めるため公募型プロポーザルの選定手続きを行い、優先交渉権者として日水コンを代表企業とし、データベース(札幌市)、宅配(東京都文京区)、NSCテック(東京都新宿区)で構成するグループを選定した。
12月26日に基本契約書の締結を行い、SPCを設立した上で、2025年4月1日から10年間の包括業務を開始する。提案額は31億2000万円。提案上限額は32億円としていた。
水道、工業用水道、下水道について国が創設したPPP/PFIの新たな枠組みとなる「ウォーターPPPレベル3・5(管理・更新一体マネジメント方式)」の導入に向けた業務となる。
業務範囲は、水道施設維持管理、公共下水道施設維持管理、料金徴収・窓口業務、コンサルタント業務とする。上下水道の維持管理業務の範囲は、運転監視、水質管理、調達・管理、保守点検・整備、修繕、水源井戸調査、管路施設維持管理など。コンサルタント業務は、上下水道施設の更新基本計画支援、維持修繕基本計画策定支援、アセットマネジメント計画改定支援、ストックマネジメント計画改定支援、更新工事実施支援など。業務範囲は町内全域。
維持管理の対象は上下水道とも全ての施設とし、水道事業は取水施設(深井戸)、浄水場、管路、ポンプ場、配水池など。公共下水道事業はポンプ場、汚水管路、マンホールポンプ場、雨水調整池、雨水函渠など。
契約期間は25年4月1日から35年3月31日までの10年間。フェーズ1として、25~26年度をこれまで実施してきた業務のワークフローを見える化し、事業を継承する期間。27~29年度はフェーズ2として、見える化したワークフローを見直し、事業の効率化を図る期間。30~34年度を次期包括での発展を見据えた検証期間と定める。