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2024-12-06# 物件(仙台圏)

仙台赤十字病院/統合新病院整備CMプロポ/日建設計CMと契約/事業費は約300億円、開院は30年度

仙台赤十字病院は、宮城県が進める4病院再編に係る「仙台赤十字病院・県立がんセンター統合新病院整備CM(コンストラクション・マネジメント)業務委託」の公募型プロポーザルの手続きを行い、630万円で日建設計コンストラクション・マネジメントに決めた。契約日は11月27日。

新病院の建設予定地は国道4号沿いの名取市植松入生の敷地4万7781・15平方㍍。規模は400床程度、延べ2万8800平方㍍を想定し、建築費は約210億円を見込む。土地は名取市から無償貸与を受ける予定で、新病院の設置と運営は日本赤十字社が担う。

11月14日に同院が公表した新病院の基本構想によると、集積する基本機能は救急医療、周産期医療、がん医療、災害医療、新興感染症対応、地域医療、人材育成ほかで、診療科は35科を想定する。病床は一般、母体・胎児集中治療室(MFICU)、新生児集中治療室(NICU)、新生児治療回復室(GCU)、集中治療室(ICU)、高度治療室(HCU)。職員数は850人程度を確保する。

事業費は約300億円で、このうち建築事業費が210億円、医療機器・情報システム整備費が約51億円、その他が約39億円。財源には地域医療介護総合確保基金、医療提供体制施設整備交付金等、宮城県による財政支援などの補助金200億円と借入金100億円を充てる考えだ。

履行期間は2030年3月31日まで。開院は30年度中をめどとする。新病院への移転後、現病院の解体までとする。

 

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