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2025-01-20# 物件(仙台圏)

深松組/仙台市長町・ナーシングホーム2棟新設/ヤマムラの設計・施工で着工/重度身障者専門 7月オープン目指す

深松組(仙台市青葉区荒巻本沢2の18の1 深松努代表取締役社長)は、仙台市太白区長町地内の自社所有地に新たにナーシングホーム(以下NH)2棟の建設を計画し、いずれもヤマムラ(山形県新庄市)の設計・施工で着工した。障害者や難病者対応型NHの運営を手掛けるベンチャー企業・アトラクションホールディングス(さいたま市 桔梗谷学代表取締役)が携わり、ALS(筋萎縮性側索硬化症)・神経難病・重度心身障害者専門のNHとなる。

施工地は太白区長町7の1の16ほか地内で、敷地面積は約1122平方㍍。ここにNHとして「ABCリビング仙台長町」1、2号館を整備する。それぞれW造で、1号棟は2階建て、延べ678・5平方㍍。2号棟は平屋建て、延べ309平方㍍。

工期は4月までとし、7月のオープンを目指す。施設利用者に配慮し、免疫加工を施した内装材を使用する予定。人体に有害な化学物質を中和し、安全な住環境を提供する。

深松社長は「ALS患者は現在、およそ10万人に対して約10人おり、1年で新たに10万人に対して約2人の割合で発症するといわれる。24時間医療ケアが必要で家族の負担が大きい反面、受け入れ可能な施設は少ないのが現状だ。このような施設の建設に投資することは地域貢献にもつながる」と意義を強調する。

 

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