HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2025-04-24# 物件(仙台圏)

読売新聞東京本社/仙台市 読売仙台ビル建替PJ/東急不動産と基本協定締結/延べ約4・2万㎡の複合施設

読売新聞東京本社(東京都千代田区 村岡彰敏代表取締役社長)は23日、仙台市青葉区中央の読売仙台ビルの建て替えプロジェクトに向けて、東急不動産と基本協定を締結したと発表した。今後、両者間でプロジェクトの詳細を協議していくとしている。5月から鳥羽建設工業の施工で解体工事を開始し、施設完成は2029年度を見込んでいる。

計画地は仙台市青葉区中央2の3の1ほか地内の敷地5200平方㍍。新たな建物にはオフィス、商業施設とともにホテルを設け、国内外の観光客等を呼び込む計画。延床面積は約4万2000平方㍍を見込んでいる。このほか、イベントを開催できる広場空間も組み込んだランドマーク的な施設とする考えだ。

計画に当たっては高機能オフィスや地域のにぎわいに寄与するオープンスペース等の整備により、仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の制度を活用する。

読売仙台ビルは、青葉通と東二番丁通の交差点に位置し、青葉通に約100㍍面するとともに、東北最大級のアーケード街・クリスロード商店街にも接する希少な立地に建設された。1975年に竣工し読売新聞社のほか、ダイエー仙台店やイオン仙台店などの物販店舗や飲食店が入居していた。しかし、竣工から半世紀が過ぎたことで地域のニーズや時代の変化に適した、より高い機能を持ったビルへ建て替えることとした。昨年から共同事業者の選定を進め、このほど東急不動産をパートナーとすることが決まった。

 

#記事カテゴリー