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2023-06-05# 物件(仙台圏)

岩沼市/空の駅の基本計画案を協議/施設は延べ約5283㎡/レストランや温浴施設などを整備へ

岩沼市は2日に開かれた全員協議会で、市と県が共同で行う仙台空港周辺地域のにぎわい創出に向けた集客施設「空の駅」整備の基本計画案について協議した。

空の駅は、仙台空港民営化を契機に、空港を活かした周辺のにぎわい創出や、東北の玄関口としての魅力づくり、地域産業の復興支援などを目的とした地域活性化施設として整備する。

建設予定地は、空港敷地に隣接する岩沼市空港西1丁目地内で、仙台空港フロンティアパーク内の東端に位置する3・5㌶。県道塩釜亘理線と県道仙台空港線の交差点北西側に広がる一角となっている。

協議会では昨年行ったサウンディング調査や地元アンケートを基に、大日本コンサルタントが策定した基本計画案について説明。調査とアンケート結果で、計画地は高速道路等へのアクセスが容易であることや飲食・物販施設、公共サービス施設が少ないことが挙げられ、想定いていた機能・施設が必要であるという結果となった。

全体のレイアウト案は、滑走路に近い北側にキャンプエリア、南側には広場3つと駐車場を整備。活性化施設はその中間に配置する。施設の1階部分には食堂・軽食施設や物販施設、テナントスペースを、2階には眺望を重視した温浴施設(露天風呂)、テラス席を設けたレストランなどを配置したい考え。滑走路の景観を活かして食事や温浴ができる配置とした。また。活性化施設の1階からアクセスできる商業施設も別棟として整備する。活性化施設は延べ5283平方㍍、商業施設は250平方㍍規模としている。商業施設は活性化施設と営業時間を分け、別管理を可能とするために別棟とした。

今後は、公募仕様を検討した上で、2024年1月に公募の開始を予定している。公募期間は約6カ月を見込んでいる。

 

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