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2024-04-30# 物件(大崎・栗原)

東北整備局鳴瀬川総合開発/漆沢ダム再開発で概略設計/5月29日まで書類受付/洪水調節専用ダムへ地質総合解析など実施

東北整備局鳴瀬川総合開発工事事務所は26日、「漆沢ダム再開発概略設計業務」を公告した。簡易公募型(拡大型)プロポーザル方式を採用。参加資格は土木関係建設コンサルタント業務の有資格者である単体かJV。同種または類似業務、研究の実績も求める。参加表明書と技術提案書は5月29日まで受け付ける。

鳴瀬川総合開発は、加美町を流れる鳴瀬川水系筒砂子川に鳴瀬川ダム(仮称)を新設するとともに、鳴瀬川にある既設の漆沢ダムを洪水調節専用に再開発する。業務では漆沢地区における地質総合解析などを実施し、漆沢ダム再開発概略設計をまとめる。履行期限は2024年8月30日まで。

漆沢ダムは1981年竣工のロックフィルダム。ダム高は80㍍。堤頂長は310㍍。総貯水容量は1800万立方㍍。鳴瀬川ダム完成後、トンネル洪水吐を設置して洪水調節専用ダムとして改造を計画している。これは国内で初めての取り組みとなっており、洪水調節専用化後は、通常時は陸地になり、洪水時だけ貯水池ができるダムとなる。

 

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