2024-05-24# 物件(大崎・栗原)
加美町/こども園などの統合整備/2つの準備委を立ち上げ/東小野田など小学3校も統合へ
加美町は認定こども園の設置と小学校の統合に向けて、「加美町立小野田地区認定こども園統合準備委員会」と「加美町立小野田地区小学校統合準備委員会」を立ち上げた。
町は2022年~23年度にかけて小野田地区のこども園と小学校の統合に関する保護者説明会や地区住民説明会を実施。その中で実施したアンケートの結果を基に統合を進める。
こども園はおのだひがし園とおのだにし園の統合を計画。園舎は加美町長檀26の3地内のおのだひがし園を使用する。同園は周辺に小野田小学校、小野田中学校、文化施設、福祉施設などが存在し、幼小連携や体験的な活動が可能。保護者が職場に行くため送迎がしやすいなどの利点も挙げられている。開園は25年4月を目指している。
園舎については当面の間、既存のおのだひがし園を使用し、時期を見て新たな園舎の新築を計画している。
既存園舎は幼稚園部が1991年竣工。構造はW造平屋建て、延べ552平方㍍。保育園部が1995年竣工。構造はRC造平屋建て、延べ529平方㍍。統合園舎として使用するため、雨漏り・ボイラー・フェンスなどの改修を計画し、現在、建設課が設計を担当している。改修工事費は、補正予算に計上を予定している。
学校施設については、東小野田小学校、西小野田小学校、鹿原小学校の3校が対象。
校舎は加美町南寺宿45地内に位置する東小野田小の活用を計画している。同小は普通教室などに余裕があり、特別支援学級にも対応しやすいことなどが選定理由となっている。
統合に向けては道路や駐車場などの環境整備、校舎、校庭、プール、植栽などの学校環境を点検し、補修などを進める。26年4月の開校を目指す。