宮城県北部地方振興事務所は、美里町青生地区のほ場大区画化に向けた「青生梅ノ木地区基本計画作成業務」の条件付一般競争入札を開札し、仙台土木設計に決定した。落札額は８０３万円で総合評価点は１２６・３３点（価格点４９・３３点＋価格以外の評価点７７点）。予定価格は１００９万２０００円、調査基準価格は８０２万９０００円だった。

入札は８月２９日に実施し、同社のほかサトー技建、佐藤土木測量設計事務所、岩倉測量設計、復建技術コンサルタント、西條設計コンサルタントが参加した。

青生梅ノ木地区は、美里町西側でＪＲ東北本線の西側、鳴瀬川北側に広がる３７㌶の地域。現況が１区画当たり１０～２０㌃規模となっている農地を県が標準と定める１㌶に大区画化し、効率化による生産性向上・農業の担い手への魅力向上を目指す。

２０２４～２６年度に掛けて新規採択予定地区として調査計画や各種基礎調査を進める。業務では現況把握のための調査業務となる基本計画を実施する。履行期限は２５年３月２１日まで。２５年度以降は農地の区割りや水路の断面などの具体的な図面の作成などのほか、対象となる地域の住民へヒアリング、事業採択に向けた事業計画書の作成業務を行い、国へ事業採択を申請し、採択を目指す。

また、大崎市鹿島台のほ場大区画化に向けた「岩渕地区基本計画作成業務」の条件付一般競争入札も同日開札され、佐藤土木測量設計事務所に決定した。落札額は５３６万７０００円で総合評価点は１２３・６３点（価格点４９・３３点＋価格以外の評価点７４・３０点）。予定価格は６７４万４０００円、調査基準価格は５３６万７０００円だった。

岩渕地区は大崎市鹿島台大迫地内の県道利府松山線周辺に広がる２１㌶の地域の農地を１区画当たり１㌶に大区画化するため、現地踏査や資料収集、施設設計など基本計画作成を行う。

履行期限は２５年３月２１日まで。

２４～２６年度にかけて新規採択予定地区として調査計画や各種基礎調査を進めるとしている。