2024-10-18# 物件(大崎・栗原)
東北整備局/鳴瀬川ダムの迂回路トンネル/設計報告書を公開/上流側から突っ込みで掘削
東北地方整備局は加美町で取り組んでいる鳴瀬川総合開発事業で、鳴瀬川ダム新設に伴い設置する迂回路トンネルの設計報告書を公開した。
ダム本体を建設している期間に、一般車の通行のため整備する仮設構造物。現道の国道347号がダムサイトにかかるため、北側(左岸側)に迂回するルート上に設ける。事業完了時には閉塞する。
延長は439㍍、幅員は6・5(全幅8)㍍、内空断面積は約44・5平方㍍。発破掘削を採用し、施工ヤード確保の都合などにより現時点では起点側(上流側)から突っ込みで掘削する予定。補助工法は注入式フォアポーリングを想定している。
設計は東京コンサルタンツがまとめた。
工事は本年度当初の発注見通しに盛り込んだが、7月に削除している。今後、できるだけ早い時期に再度、発注見通しに盛り込んで公告手続きを進めていきたい考え。
また、同トンネル北側に近接して計画している付替国道トンネルも東京コンサルタンツが設計をまとめている。