2024-11-12# 物件(大崎・栗原)
宮城県/古川高の管理・特別教室棟改築設計/申請は25日まで/校舎RC3F延べ3790㎡など
宮城県は11日付で、「古川高管理・特別教室棟改築設計業務委託」を標準型総合評価落札方式による条件付一般競争入札で公告した。
参加申請は25日まで、入札書と技術資料の提出は27日まで受け付け、翌28日10時に開札する。予定価格は9960万5000円。
参加資格は、県内に本社を有する建築設計(建築)A等級など。
古川高等学校の管理・特別教室棟は1970年から71年にかけて建築された。耐震補強工事と必要最小限の改修により保全を図ってきたが、大規模改修は行っておらず校舎の老朽化が著しい。安全を確保するとともに、特色が活かされる施設整備による学習効果の向上、魅力的な学習環境の整備による学習意欲の向上を図る。既存施設と同規模で建て替える計画。
所在地は大崎市古川南町2の3の17の敷地約4万0241平方㍍。既存の管理・特別教室棟はRC造4階建て、延べ3790平方㍍。
業務内要は、RC造3階建てを想定する管理・特別教室棟延べ3790平方㍍、付属棟2棟、仮設校舎延べ3790平方㍍の新築基本・実施設計と、既存棟ならびに付属棟2棟の解体設計一式。建築設備と外構設計も含む。履行期間は全体が2026年9月30日までで、仮設校舎は同3月13日までとする。
設計の基本コンセプトは、▽機能的で使いやすい、維持管理が容易な建物▽災害に強く、安全性の高い建物▽バリアフリー・ユニバーサルデザインに配慮し、全ての人が利用しやすい施設▽自然エネルギーの活用等、環境に配慮した建物▽ZEB oriented相当の省エネ基準以上―を目指すものとする。
今後のスケジュールと予定工事費は、本体新築工事は27年度に発注手続きを行い、工期は28年3月から29年8月を想定し、概算は約26億3000万円。解体工事は27年7月から28年2月までを見込み、概算は2億1000万円。仮設校舎については新築・解体工事の工期が26年9月から27年3月で、費用は約5億5000万円(リース費は別途)を試算している。