2025-04-07# 物件(大崎・栗原)
栗原市/金成総合支所の改修/年度内に工事費を予算化/RC3F4962㎡ 防水や設備を更新
栗原市は金成総合支所の大規模改修を計画しており、本年度の補正予算に工事費を計上する方針だ。
今月下旬の市長選挙を控え骨格予算となった当初予算に工事費は組み込まれなかった。市長選後に開かれる5月臨時議会あるいは6月定例議会までに、改修工事を予定通り行うかが決まる見込み。順調にいけば6月補正予算案に工事費を計上し、事業規模や工期、入札方式なども固まる見通し。
金成総合支所庁舎は国道4号に近い栗原市金成沢辺町沖200地内に位置しており、旧金成町役場として1999年に完成した。施設規模はRC造3階建て、延べ4962平方㍍。庁内には総合支所としての機能に加え上下水道部、教育委員会、農業委員会などを置いている。
竣工から25年ほど経過したことから、老朽化や劣化の対策に向けて大規模改修に乗り出す。工事内容は、建築工事として屋根防水と天井改修、電気設備は幹線・動力設備や受変電設備の改修、機械設備として空気調和設備や排水設備の改修などを計画している。
新築時は、設計を楠山設計、施工は錢高組が担当した。今回の改修設計は久慈設計東日本に委託している。