2025-04-08# 物件(大崎・栗原)
栗原中央病院の改修2件/竹中工務店らで施工/RC5F延べ約2万㎡ 工期は2カ年
栗原市にある栗原中央病院(栗原市築館宮野中央3の1の1 中鉢誠司院長)は改修事業を立案し、外壁・屋上防水工事は竹中工務店、空調設備等更新工事は太平ビルサービスの施工を決めた。
当初予算の病院事業会計にそれぞれ2025・26年度を期間とする債務負担行為を設定したもの。外壁・屋上防水工事は3月27日に見積もり合わせを行い2億8900万円で決定。院内空調設備等更新工事は3月24日に見積もり合わせを行い4億1530万円で決定した。
同病院は栗原市築館地区の区画整理事業で整備された宮野中央3の1の1に位置し、02年に竣工。敷地面積は1万1020平方㍍。施設規模は免震構造のRC造5階塔屋1階建て、延べ約2万2000平方㍍となっている。病床数は313床。
竣工から20年以上が経過したため、外壁と屋上の防水改修を施すほか、病院内の空調設備を大規模に改修する事業計画で、既存設備と同等スペックの装置を導入する。24年度までに関・空間設計による改修設計が完了している。工事期間は2件とも2カ年で、今年4月から27年3月19日まで。
今後は工事監理業者を選定する予定だ。同病院はこのほか非常用発電機や受変電装置などの改修も予定しており、全ての改修工事を27年度までに終える算段だ。
建設当時は設計を関・空間設計、施工を竹中工務店・淺沼組・矢崎建設JVが担当した。10年にMRI棟の増築、19年に結核医療提供施設の増築を行っている。