宮城県は、ＷＴＯ標準型（施工計画型）対象の「（仮）大谷川浜小積浜トンネル工事」を８月２５日に開札した結果、１落の３５億２３００万円、総合評点９０（価格点７０＋価格以外の評価点２０）で、安藤ハザマ・橋本店・木村土建ＪＶに決めた。

入札には計１９ＪＶが参加し、１ＪＶが辞退した。予定価格は３８億５６３０万８０００円。調査基準価格は３５億４７８０万３０００円。

大谷川浜小積浜工区は牡鹿半島を横断する路線で、牡鹿半島東側を通る女川牡鹿線の石巻市大谷川浜地内から西進し、牡鹿半島西側の石巻市小積浜地内で県道石巻鮎川線に接続する。

ルートの延長は１８４０㍍で、車道幅は６・０㍍。路線内のやや東側に延長８２０㍍のトンネルを新設する。片側１車線で歩道は設けない計画。道路・トンネルの詳細設計は建設技術研究所が担当した。

今回の工事は、施工延長８８８・０㍍、幅員６・０（７・５）㍍で、ＮＡＴＭ工法による延長は８２０㍍。掘削・支保工、覆工コンクリート・防水工のほか、坑門工（起点・終点）一式、連続鉄筋コンクリート舗装工５３３０平方㍍も行う。

工期は２０２６年３月２７日まで。