2023-12-21# 物件(石巻・気仙沼)
宮城県/河川整備計画の変更検討業務/中央復建コンサルに委託/大沢川改修着手へ計画に盛り込む
宮城県は2016年に策定した雄勝・牡鹿・女川圏域河川整備計画の変更検討業務を委託するため、7日に開札を行った結果、1落の786万円、総合評点83・32(価格点49・32+価格以外の評価点34)で中央復建コンサルタンツに決めた。
入札には同社のみが参加。予定価格は987万3000円、調査基準価格は785万7000円だった。
この業務は、大沢川の改修に着手するため、整備内容や流量などを計画に位置付けることが主な狙い。
圏域内の対象河川と管理区間延長は、相川沢川(1・35㌔㍍)、大原川(3・2㌔㍍)、女川(2・5㌔㍍)、後川(1・5㌔㍍)、湊川(3㌔㍍)、淀川(1・65㌔㍍)、大沢川(0・9㌔㍍)。7河川で延長は計約15㌔㍍。
このうち大沢川は、石巻市との境界付近に当たる女川町の西部を流れ、万石浦に注ぎ込む。19年の令和元年東日本台風では護岸が流出し橋梁が通行不能になるなど、幹線道路に大きな影響が出たほか、昨年7月の大雨でも被害が発生した。
大沢川については現行の河川整備計画に個別の整備内容を盛り込んでいないことから、改修事業に着手する上で、整備内容や対象延長、計画高水流量などを位置付ける。
業務の履行期限は24年3月29日まで。
なお、現行の整備計画では相川沢川、大原川、女川、湊川、淀川で河口から一定程度の区間を対象に、築堤や河道掘削を実施するとしている。すでに着手している箇所もあるが、今後も計画に基づいて整備を展開していく。