石巻市は１３日、２０２４年度当初予算案を公表した。

一般会計は７１２億２０００万円で、２３年度に比べ金額で８億８０００万円、率にして１・２㌫の減となった。特別会計の総額は３４７億６１０８万８０００円で３㌫の増、企業会計の総額は２０８億８９７９万４０００円で１・９㌫の減。一般会計、特別会計、企業会計を合わせた総額は１２６８億７０８８万２０００円で０・２㌫の減となった。投資的経費は４４億１０００万円で４４・５㌫の減としている（詳細は後日掲載）。

２４年度予算は、健全で持続可能な財政基盤の確立を基本方針とし、「歳入に見合った歳出予算」「財政規律の遵守およびコスト意識の徹底」「事務事業の厳選および厳選した事業の推進」の３つの方針を掲げ、限られた財源の中、健全で持続可能な財政基盤の確立と施策の推進の両立を目指した予算編成を行うこととしている。

建設関連の主なものは、新規として桃生中学校校舎と屋内運動場の改築に向けた耐力度調査業務にそれぞれ３００万円を計上。このほか、陸上競技場ＰＦＩ導入可能性調査業務に２２００万円、学校給食センターＰＦＩアドバイザリー業務に１４４０万円、門脇流留線ＪＲ開口部減勢施設設置検討に要する経費として調査等業務に１６５０万円、金華山道山鳥一の鳥居周辺整備測量調査業務に８５０万円を充てている。

また、新石巻保育所（仮称）整備事業に２５８３万円を計上。再編計画に基づき、公立保育所２施設（石巻、ふたば）を廃止し、１施設に統合整備するもので、内訳は基本設計業務に１１００万円、調査設計に６００万円、測量業務に３５０万円、地質調査業務に５３０万円などとしている。加えて桃生こども園（仮称）整備事業として実施設計業務に２３００万円を措置した。

そのほか、消防施設関係として設計業務に１５９０万円、中瀬公園の整備工事に１億１８００万円、旧石巻ハリストス正教会教会堂整備事業に２１２０万円、七窪蛇田線街路整備事業に２６０３万９０００円などを盛り込んだ。