HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2024-08-19# 物件(石巻・気仙沼)

東北整備局塩釜港湾・空港/石巻港雲雀野の耐震岸壁設計/中央コンサルタンツに決定/据付時の施工方策など検討

東北整備局塩釜港湾・空港整備事務所は、石巻港の耐震強化岸壁新設に向けて、据付時や地盤改良に際して施工方策を検討する「仙台塩釜港石巻港区雲雀野地区岸壁(マイナス12㍍)(耐震)実施設計」の委託先を中央コンサルタンツに決めた。5日に開札して1落の1120万円、評価値59・0321で決定した。

入札には落札者とパシフィックコンサルタンツ、日本工営(無効)が参加したほか、五省コンサルタントが辞退。予定価格は1396万円、調査基準価格は1116万円。

石巻港区の耐震岸壁は2023年度に事業化。今年3月に大規模バイオマス発電所が稼働するなど、港湾需要の高まりを受けて整備に取り組む。石巻市潮見町地内の雲雀野中央埠頭北側で、東西方向に延長約240㍍(標準部・ケーソン12函)、水深12㍍で新設する。基本的な検討は沿岸技術センター・ニュージェックJV、細部設計(主にケーソン製作に関する内容)は日本港湾コンサルタントが担当。

業務内容は設計計画、施工方法検討、図面作成、数量計算、現地測量。

履行期限は25年2月28日まで。

据付場所の作業スペースが狭いことが想定されるため、基礎マウンドや地盤改良の施工に当たっての課題整理、ケーソン据付時に作業船のアンカーを設置するための施工方策など、工事手順についての細部を検討する。

なお、ケーソン4函を製作する「仙台塩釜港石巻港区雲雀野地区岸壁(マイナス12㍍)本体工事」は7月に開札して東洋建設に決定している。同様にケーソン4函を製作する「雲雀野地区岸壁(マイナス12㍍)本体工事その2」は9月18日に開札予定となっている。

 

#記事カテゴリー