石巻地方広域水道企業団は、東松島市の定川に架かる水管橋２カ所の更新を計画し、調査設計業務を新日本設計に委託している。

対象の水管橋は、東松島市大曲（右岸）および赤井（左岸）地内で国道４５号上の定川橋に添架している管と、上流側の赤井南新町地内で下水管と同じ水管橋に設置している管（単独水管橋）。ともに老朽化しているため、それぞれ現状と同様に添架管および水管橋型式とするか、推進工法により河床に埋設する２つの案を検討する。

定川橋の添架管は１９８５年に設置した構造物で、口径２５０㍉㍍が２条ある。上流側の単独水管橋は旧矢本町が７２年に構築した施設で、口径３５０㍉㍍となっている。

ともに石巻市側から東松島市側に送水している。既存施設の延長は２カ所とも数十㍍程度。更新に当たり材質はステンレス鋼管またはダクタイル鋳鉄管を採用する見込み。

委託している業務で、本年度内にそれぞれ架設型式と詳細設計までまとめる予定。その後のスケジュールは河川管理者（宮城県）との協議などを踏まえて具体化する。なお委託業務名は「定川水管橋調査設計業務」で、履行期限は２０２５年２月２８日。