登米市は２１日、米山地区複合施設新築工事（建築・外構）を条件付一般競争入札で再公告した。昨年１２月１３日に開札したが、予定価格を超過したため不調となっていたもの。前回公告時から外構工事の内容を見直し、敷地造成や植栽・雨水排水設備工事などは別途発注する。

参加希望届は今月２７日まで、３０日に参加希望企業名を公表し、２社ＪＶを組成する。ＪＶとしての参加申請書と確認資料は２月６日まで受け付ける。入札書は同２０日まで、開札は翌２１日９時から行う。落札決定は３月１１日を予定している。なお、再度の入札に付しても落札者がいなかった場合は最低価格者と不落随意契約とする。

参加資格は県内に本社、支社を有する建築一式工事Ｓ等級（総合評定値８５０点以上）とＡ等級（７００点以上）以上の組み合わせとする。代表者はＳ等級で、構成員には登米市内に本社を有する建築一式工事ＳまたはＡ等級の企業を含めることとしている。

米山地区の公共施設は昭和４０年代から５０年代にかけて建設され、老朽化が著しいことから小学校や公民館、体育館、児童館、米山総合支所について複合化を図り、多世代交流拠点を整備する。整備場所は米山町西野的場地内の敷地２万１４２１・０４平方㍍。ここにＳ一部Ｗ造２階建て（付属棟は１階建て）、延べ８４５３・１６平方㍍で建設する。工期は２０２７年３月３０日まで。

実施設計はＮＴＴファシリティーズ・隈研吾建築都市設計事務所・関・空間設計・工作室齊藤彰一級建築士事務所ＪＶがまとめた。電気設備は亀井電気・迫防災ＪＶ、機械設備は米倉設備工業・佐々木設備ＪＶが担当する予定。