気仙沼市は、人口減少・超高齢社会の到来を見据えた持続可能な都市づくりの実現に向けた「立地適正化計画策定業務」を委託するため、１０日付けで公募型プロポーザル方式による選定手続きを開始した。

参加資格は県内に本店または支店があり、２０１８年度以降に都市計画分野における防災指針を含む立地適正化計画策定または同改定業務の元請け実績を有することなど。

参加申込は今月２４日まで、技術提案書は６月５日まで受け付ける。１次審査委員会は６月７日、２次審査委員会（プレゼンテーションおよびヒアリング）は同１４日に行う。２次審査の結果通知は同１６日に行う予定だ。

同市では人口減少と高齢化が進む中で「コンパクト・プラス・ネットワーク」による持続可能な都市づくりを目指している。２２年度には「気仙沼市立地適正化計画基礎調査業務（担当・ランドブレイン）」を実施。都市構造や災害リスクを分析し、持続可能な都市づくりに向けた課題を整理した。

今回の業務では、基礎調査をもとに、今後の人口減少・超高齢社会の到来を見据えた持続可能な都市づくりの実現に向け、具体的な居住誘導区域・都市機能誘導区域や誘導施設、誘導施策等の設定および近年の水害や土砂災害等の自然災害の激甚化・頻発化等による防災的課題が想定される地域を抽出し、防災まちづくりの将来像の設定や具体的な取組方針などを示した防災指針を位置付けた、都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画の策定を目的としている。

履行期間は２０２５年３月３１日まで。委託限度額は２４１０万円（税込み）としている。