2024-11-01# 物件(大河原)
白石市/こども園・子育て拠点の設計プロポ/提案書は12月20日まで/2~3F延べ約2800㎡、29年4月開所目指す
白石市は、市内全ての公立幼稚園・保育園を統合した多機能型複合施設「白石市認定こども園・子育て支援拠点施設(仮称)」の整備に向け、基本設計を委託するため公募型プロポーザルによる選定手続きを開始した。公告は10月30日付。
技術提案書等の提出は12月20日まで。2025年1月中旬の審査を経て、同下旬の結果通知・公表を予定している。見積もり合わせと契約締結は2月中旬を見込む。提案上限額は2019万円(税込み)。
参加資格は、市の資格者名簿に登録された一級建築士事務所。過去10年以内に国または地方公共団体が発注した認定こども園、幼稚園、保育所(園)で延床面積1000平方㍍以上の新築または改築の建築設計履行実績を有することなど。
市の「白石市幼児教育・保育のあり方に関する基本方針」に盛り込んだ計画で、施設の老朽化や未就学児の減少を踏まえ、市内全ての公立幼稚園・保育園を統合した公立認定こども園を新設する。統合の対象施設は6園(第二幼稚園、南保育園、北保育園、越河保育園、大鷹沢保育園、白川保育園。第一幼稚園は休園中)。
また、子育て支援も一体的に行うことでより良い幼児教育・保育環境を構築するため、地域の子育て支援機能を加えた「多機能型複合施設」として整備する。
建設場所は市中心部の沢端町23の2地内の敷地3472平方㍍で、旧いきいきプラザ跡地。既存施設(RC造2階建て、延べ2758平方㍍)の解体は26年度を予定する。現時点で2~3階建て、延べ2800平方㍍規模の施設を想定し、1階に認定こども園、2~3階に子育て支援機能を配置する見込み。定員は60人程度。整備手法は公設公営を採用する。
認定こども園には▽保育室▽遊戯室▽職員室▽共用室▽給食室▽ランチスペース▽園庭―を設ける。子育て支援拠点施設には▽ファミリーサポートセンター▽こども家庭センター▽障害児通所施設▽地域子育て支援センター▽幼児教育・保育センターを設置し、市内にある既存機能を移転する考え。
履行期限は26年3月31日まで。基本設計作成後、26年度に実施設計・測量・地質調査を行い、27年度の着工を想定する。28年度の完成、29年4月の開設を目指す。
なお評価は100点満点として配点は、実績・能力(10点)、実施方針(20点)、技術提案書(60点)、提案価格(10点)。技術提案の内訳は▽基本方針への配慮(30点)▽地域への配慮(15点)▽ライフサイクルコストの軽減(15点)―。