HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2024-12-03# 物件(大河原)

大河原町/庁舎全館の空調更新/年明けにプロポ公告/設計・施工・維持管理を一括で

大河原町は役場庁舎全館で空調の更新を計画しており、設計・施工と維持管理までを含めた長期一括による公募型プロポーザルを来年1月中旬に公告する。2日に公表した12月補正予算案で、同業務に限度額5億円の債務負担行為を2024年度から38年度の期間で設定した。

新南19地内に1984年に建てられた役場庁舎はRC造4階建て、延べ4993・79平方㍍。更新の対象となる空調機器は28年、換気機器は40年がそれぞれ経過している状況。耐用年数を大きく超え老朽化が著しく、近年は故障が頻発している。また、昨年からクーリングシェルターとしても指定され、暑さをしのぐ場所としての役割も求められている。一部フロアでは更新が完了している。

事業費は約5億円を想定し、内訳として▽空調設備更新▽換気設備更新▽アスベスト除去▽維持管理―などが含まれる。アスベスト除去は事業者からの提案によっては別途発注する可能性がある。

2025年1月中旬から2月下旬にかけて事業者の選定を行い、3月上旬の契約締結を見込む。契約期間は13年以内。施工は4月1日から26年3月31日までとし、工事が完了した設備から順次運用を開始する。

また同町は2日、12月補正予算案を公表した。一般会計に7億0840万8000円を追加し、当初からの累計を118億2939万7000円とした(詳細は後日掲載)。

役場庁舎空調設備の更新に設定する債務負担行為のほか、大河原南小学校の1号校舎外壁・屋上防水改修工事に向けた設計業務に60万円を盛り込んだ。

 

#記事カテゴリー