2025-02-06# 物件(大河原)
白石市/こども園・子育て拠点の基本設計/スターパイロッツを特定/2~3F延べ約2800㎡、29年4月開所目指す
白石市は、市内全ての公立幼稚園・保育園を統合した多機能型複合施設「白石市認定こども園・子育て支援拠点施設(仮称)」の整備に向けた基本設計の公募型プロポーザルを進めた結果、スターパイロッツ(東京都目黒区)を優先交渉権者とした。点数は427点だった。見積もり合わせと契約締結は今月下旬を見込む。提案上限額は2019万円(税込み)。
提案者は同社のほか新居千秋都市建築設計(東京都目黒区)、戸室太一建築設計室(東京都武蔵野市)、構建築設計事務所、綜企画設計、教育施設研究所、石森建築設計事務所の7社。次点者は教育施設研究所だった。
市の「白石市幼児教育・保育のあり方に関する基本方針」に盛り込んだ計画で、施設の老朽化や未就学児の減少を踏まえ、市内全ての公立幼稚園・保育園を統合した公立認定こども園を新設する。統合の対象施設は6園(第二幼稚園、南保育園、北保育園、越河保育園、大鷹沢保育園、白川保育園。第一幼稚園は休園中)。
また、子育て支援も一体的に行うことでより良い幼児教育・保育環境を構築するため、地域の子育て支援機能を加えた「多機能型複合施設」として整備する。
建設場所は市中心部の沢端町23の2地内の敷地3472平方㍍で、旧いきいきプラザ跡地。既存施設(RC造2階建て、延べ2758平方㍍)の解体は2026年度を予定する。現時点で2~3階建て、延べ2800平方㍍規模の施設を想定し、1階に認定こども園、2~3階に子育て支援機能を配置する見込み。定員は60人程度。整備手法は公設公営を採用する。
認定こども園には▽保育室▽遊戯室▽職員室▽共用室▽給食室▽ランチスペース▽園庭―を設ける。子育て支援拠点施設には▽ファミリーサポートセンター▽こども家庭センター▽障害児通所施設▽地域子育て支援センター▽幼児教育・保育センター―を設置し、市内にある既存機能を移転する考え。
履行期限は26年3月31日まで。基本設計作成後、26年度に実施設計・測量・地質調査を行い、27年度の着工を想定する。28年度の完成、29年4月の開設を目指す。