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2025-03-03# 物件(大河原)

角田市/来年度に複数の公共施設改修/総合保健福祉Cは6月に工事契約/陸上競技場は改修設計費を予算化

角田市は2025年度に総合保健福祉センター(ウエルパークかくだ)と障害者就労支援施設のぎくの大規模改修に着手する。

角田柳町35の1地内にあるウエルパークかくだは02年に完成した施設で、構造規模はRC一部S造2階建て、延べ4131・45平方㍍。高齢者や乳幼児、障害を持つ人にも使いやすいバリアフリー対策を施しており、冷暖房や床暖房設備などには環境に優しいオール電化システムが採用されている。昨年度には、空調や給湯設備のZEB化改修を大成温調・太平電気・楠山設計JVが実施した。

今回の大規模改修は、屋根や壁といった外装改修と、付属する入浴施設「椿の湯」の設備改修をメーンに行う。内装も一部カーペットの改修を実施する。基本・実施設計は楠山設計がまとめた。

来年度予算案には工事費に3億2000万円を計上。発注は建築・設備の一括で行う。6月定例議会で工事契約を見込む。完了は25年度内を目指す。

障害者就労支援施設のぎくは、ウエルパークかくだ北側に隣接する02年に完成した就労継続支援B型の施設。構造規模はW造平屋建て、延べ388・17平方㍍で、定員は20人規模となっている。

屋根・壁など外装改修と空調改修を立案。基本・実施設計は楠山設計がまとめた。

来年度予算案で工事費7441万円を確保する。建築・設備の一括発注で、契約の時期は未定。来年度内の完了を想定している。

また角田市は、角田中央公園内にある屋内温水プールと陸上競技場の改修を計画している。

屋内温水プールは築23年が経過し、老朽化が進んでいることから長寿命化を図る。SRC造2階建て、延べ2778・15平方㍍の施設。メーンプール(25㍍×8コース)、子ども用プール、ウォータースライダーのほか、多目的ホールとフィットネスコーナーなどを備えている。

本年度に劣化状況調査(担当=構建築設計事務所)を行い、建物・設備の状況を調査し、劣化度合いの評価と改修工事に向けて必要な実施項目を洗い出した。調査結果によると、全体的に老朽化が見られ、屋根や壁の外装、タイルなど内装、ボイラーなど機械設備の改修をメーンに予定している。

当初は来年度から設計に着手する予定だったが、財政状況を踏まえ「角田市公共施設個別施設計画」の期間が2年後ろ倒しになることから、スケジュールを変更。27年度に基本設計、28年度に実施設計をまとめ、29年度から約2カ年で工事を行う見込みとした。来年度予算案では、個別施設計画の見直しに576万4000円を盛り込む。

一方の陸上競技場は、本格的な競技会を実施できる日本陸上競技連盟公認第3種の施設(400㍍×8レーン)となっている。メーン、サイド、バックスタンドには計5200人が収容可能。トラック内に天然芝のサッカー場も併設している。

来年度予算案には改修設計費を計上。5年に1回行われる日本陸連の認定を受けるため、改修を検討している。主にトラックや芝、備品を対象に、改修が必要な箇所を調査して設計をまとめる。改修を行う場合は、26年度に着工する見込み。

 

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