2025-04-15# 物件(大河原)
大河原町/鷺沼3号雨水調整池の実施設計/申請は5月9日まで/オープン式の深さ6.9m、貯水量1.1万㎥で新設
大河原町は14日、新設する「鷺沼3号雨水調整池」の実施設計を制限付き一般競争入札で公告した。オープン式で、貯水量は1万1000立方㍍規模を計画している。
参加申請は5月9日まで受け付け、入札は同23日11時15分から予定している。
参加資格は県内に本社または支店、営業所等を有し、2015年度以降に貯留量1万1000立方㍍以上の雨水調整池実施設計(堀込式)の元請け実績が2件以上あることなど。
建設用地は県道亘理大河原川崎線沿いの大谷稗田前地内。住宅地の一角で、もともとは農地だったところ。オープン式の調整池を切土斜面工法で建設する。排水面積は10㌶規模とし、貯水量は1万1000立方㍍を確保。深さは6・9㍍程度で計画している。調整池の端部には遮水矢板を25・5㍍の深さまで打ち込む。調整池の底版にはコンクリートを打設し、法面にはブロックマットを施工する。
業務では、調整池と雨水管渠などの詳細設計をまとめる。管路は開削工法で新設し、総延長は1821㍍。このうち73㍍はφ1200㍉㍍以上となる。排水ポンプと特殊マンホール6個なども設置する。また設計のほか、地質調査と測量、排水面積40㌶を対象に雨水対策施設整備効果分析も行う。履行期限は12月19日まで。
概算事業費は20億円規模。基本設計は日水コンがまとめた。着工は26年度、完成は28年度を目指す。
なお25年度当初予算には同業務など含めて委託料1億2050万円を措置した。