2024-03-15# ニュース
宮城県/24年度当初の地区別調書/土木部は総額465億円余/名蓋川・漆沢ダムの復旧など
宮城県は、2024年度当初予算の公共事業地区別調書を公表した。
総額は土木部が465億6500万円、農政部は132億5000万円、水産林政部は59億1700万円となった(詳細は後日掲載)。
土木部の主な事業は、大河原土木管内で街路事業に4億3700万円を配分し、村田町の小池石生線の道路改良を推進する。
仙台土木管内では、昨年から着工した川内沢ダムの建設事業費に21億6800万円を充てダム本体や付替道路などの整備を進める。
北部土木事務所管内では河川等災害復旧費に29億6600万円を投じ、一昨年の豪雨被害があった名蓋川の復旧と同年3月に発生した福島県沖地震で被害が生じた漆沢ダムの復旧などを行うほか、(仮称)栗原ICに関して8億3600万円を措置し、道路改良を実施する。
東部土木事務所管内では、河川局部改良に5億7300万円を計上し、石巻市の皿海川の築堤・護岸工事や大森川の橋梁設計などを行う。
気仙沼土木管内では、化粧坂道路の改良に1億6700万円を充てた。
また、農政部は大河原管内で、農地整備事業(競争力強化)に9億5800万円を配分し、角田市の尾袋川東地区や柴田町の中名生・下名生地区、入間田地区、富上地区の区画整理事業などに充てた。
仙台管内は、障害防止対策事業に9億4200万円を予算化し、大衡村、色麻町、大崎市で取り組む用水対策でため池工、用水路工および実施設計業務を進める。
北部エリア(旧大崎管内)は、農地整備事業(農地耕作条件改善事業)に9億4500万円を盛り込み、涌谷町、美里町の出来川左岸上流(2)地区の区画整理工などを推進するほか、旧栗原管内の農地整備(農地耕作条件改善事業)に7億3500万円を投じ、津久毛地区の区画整理工事費などを盛り込んだ。
水産林政部では、仙台管内の水産物供給基盤機能保全事業に2億4000万円を計上し、亘理町荒浜の機能保全工事などを推進。気仙沼管内は気仙沼市の特定漁港漁場整備事業の岸壁工事などに7億5600万円、海岸保全施設整備事業で日門ほか1地区に14億円などを確保している。