2024-12-24# ニュース
24年12月調査 県内ゼネコン・上位200社の完工高/9・5%減の3010億余/前年比で土木13.9%、建築2.0%減
本紙独自調査による宮城県内業者を対象にした最新1年間の完成工事高(12月調査、直近決算)がまとまった。
地元ゼネコンの上位200社総額は3010億3692万円で、前年同期に比べ317億4886万円、率にして9・5㌫減少した。このうち土木は1824億1779万円で13・9㌫減少、建築は1186億2412万円で2・0㌫落ち込んだ。
完工高の上位5社は1位が387億5856万円の仙建工業、2位が168億9993万円の橋本店、3位が105億2638万円の阿部和工務店、4位が93億5308万円の遠藤興業、5位が89億8843万円の丸本組だった。
土木の上位5社を見ると、1位は296億2072万円で仙建工業、2位は73億4760万円の遠藤興業、3位が69億7345万円の橋本店、4位が68億2865万円の河北建設、5位が56億0216万円の丸本組だった。
建築の上位5社は、阿部和工務店が105億1418万円でトップ。2位が99億2648万円の橋本店、3位が91億3784万円の仙建工業、4位が59億8980万円の石川建設、5位が50億2586万円の阿部建設。
土木は、強靱化対策予算があったものの東日本大震災からの復興事業が大幅に縮小したことなどが影響。民需が大きなウエートを占める建築は非住宅建設の投資が減少したことなどから落ち込んだ。
宮城県の電気工事上位100社と管工事上位100社、計200社の完工高総額は3402億3906万円となり、前年同期に比べて268億4859万円、率にして8・6㌫増加した。
電気上位100社は2419億1896万円で6・4㌫、管上位100社は983億2010万円で14・4㌫それぞれプラスとなった。
電気の上位5社は、1位が1629億9093万円のユアテック、2位が115億2311万円の東北七県配電工事、3位が84億8655万円の東北発電工業、4位が69億8921万円の愛工大興、5位が53億0813万円の太平電気。
管の上位5社は、1位が300億9467万円のユアテック、2位が29億3910万円の興盛工業所、3位が22億0935万円のアトマックス、4位が20億4496万円のエコー設備工業、5位が19億6180万円の東北ノーミとなった。