農林水産省は１１月２９日に成立した補正予算を踏まえた公共事業費の箇所付けを公表した。県内関係分は、直轄が１３億７２００万円（うちゼロ国債３億５３００万円）、補助が７３億４５００万円（同７２００万円）の計８７億１７００万円（同４億２５００万円）。

事業別に見ると、農業農村整備が直轄は３地区計２億６０００万円、補助は５４地区計５２億５７００万円。林野公共は直轄が５地区計７億５９００万円、補助が１６地区計１１億８７００万円（うちゼロ国債３地区計７２００万円）。水産基盤整備等は補助のみ２件計９億０１００万円。

主な地区は、東北農政局による直轄農業農村整備では河南二期と旧迫川に各１億円、角田に６０００万円を配分する。直轄林野では宮城北部に４億７７００万円を付けるほか、石巻市のスギクボ沢（渓間工１期）に新規着手し５５００万円を措置。

補助事業の主要箇所は、農業競争力強化農地整備事業を行う、県東部地方振興事務所が所管する深谷東地区（石巻市）に３億８０００万円、福地地区（石巻市）に３億１０００万円を充てる。

また、いずれも農村地域防災減災事業の砂子沢（大崎市・１億０１００万円）、防重宮城２（白石市と岩沼市・４７００万円）、仙台市３（仙台市・１６００万円）、赤井堰（美里町・１０００万円）、白石市（白石市・１０００万円）、亘理町（亘理町・３００万円）の６地区に新規着手する。

このほか水産基盤整備で、塩釜市の塩釜地区における水産流通基盤整備事業に７億８０００万円、気仙沼市の魚市場前地区で行う海岸保全施設整備連携事業に１億２１００万円を付けた。